Marreブログ②アフリカの北朝鮮?  誰だ、そんなことを言ったのは⁉️

更新日:2019年6月1日

By Marre


世の中嘘に満ちている。

トランプ大統領がCNNをフェイクニュースだと叩いているのは有名だが、それにしてもエリトリア、

やっぱりフェイクもフェイク。

現代国家最悪の人権蹂躙社会で、独裁者に虐げられ、人々は苦しんでいる、という「イメージ」を流布している世界のメディアは大嘘付きだ。

渡航前のブログにも書いたが、とにもかくにもメディアが言うことは本当だろうか?

これが最大の関心だった。

確かにエリトリアは28年前の独立以来、一党独裁で選挙も行われていない。

公認されている宗教はエリトリア正教、ローマカトリック、プロテスタント、そしてイスラムで、

それ以外の独立系キリスト教やプロテスタントの集会は禁止されていて逮捕されたり迫害されたりしているということだった。

世界中のキリスト教系メディアが、エリトリアを解放せよ!と報道を繰り返している。

これはただ事じゃない。

特に僕のようにプロテスタントの牧師という立場もある人間としては、もしかしたらアメリカの回し者と思われ逮捕監禁されてしまうのではないか、などと緊張感を抱きながらエリトリアに向かったのだ。




どんな国にいっても、入国の時が一番緊張するものだ。

特に僕のように、以前出した本「聖書がわかれば世界が読める」について公安から圧力をうけたことがある者としては、(イスラエルから反ユダヤ的と疑われたため)、国民を監視し情報をコントロールしている独裁国家などと聞けば、果たして無事に入国できるのかと、多少なりとも緊張しても仕方がない。

イスラエル遠征のときは、入国できないのではないかとそわそわしながら、駐日大使の手紙もあったことや、外務省後援という民間外交だったことで無事に入国できてホッと胸をなでおろした。

さて、今回は大丈夫だろうか?

座長が入国できなかったらお笑いにもならない。

ただでさえ、太鼓や持ち込み楽器などで大量の荷物だ。

「これはなんだ?」と疑われても仕方がないほどの「物量」だ。


とにかく荷物が多い

成田でのチェックイン風景。ずっと向こうまで荷物の列

などと思いつついよいよエリトリア唯一の国際空港の入国審査の列に並んだとき、予想どおり時間がかかる。

一人一人厳しくいろいろ質問されているのか??

全員に、エリトリア国文化スポーツ庁長官からの正式な招待状のコピーを渡してある。

パスポートと一緒にその手紙を見せる段取りになっている。



一人、また一人と、無事に通っていく。

そして自分の番がきた。

「ハロー」

そう言うと、にっこり笑いかけてくれた。

遅いと思っていた理由がわかった。

なんと、ガラス越しのボックスの中でパソコンの画面を見ながら入力作業をしていたその男性がただ遅いのだ。

だって、なんと人差し指一本で打ち込んでるんだから。

しかも見るからにモニターも(裏しか見えないが)古い感じ。

「はい、ここを見て」とか、「指紋をここに」などというハイテクの身分照会作業は一切なし。

画面を見ながら手元にある紙のリストにそれを書き写して終わり。

HEAVENESEのチラシを渡すと「おおー!」と大喜びで興奮してくれる。



あれ?こんなに簡単なの?

と脱力してついにアフリカの北朝鮮に入国した。

我々一行は文化スポーツ庁による正式な招待だ。

日本で言えば文部科学省に該当する。

我々を案内してくれる人は言ってみれば役人、官僚だ。

どんなに固くスクエアで融通のきかない人が我々を「監視」するのかと、不謹慎ながら期待していた。

ところが、我々はついに監視されているというプレッシャーを感じることなく、帰国する日には、文化スポーツ庁の我々担当モハドさんとと名残おしくハグしあいながら、絶対また会いましょう!と涙をこらえながら別れたのだ。


文化スポーツ庁のモハドさんと感動の別れ

結論から言おう。

もしこれがアフリカの北朝鮮で人権蹂躙国家なのだとしたら、世界に「まともな国」はどこにもない。

独裁国家にお決まりの「独裁者の肖像」など街に一つもない。

エリトリアでは大統領は特に神格化されていない。

我々が体験し目撃したエリトリアは「平和」そのもの。

日本が平和で安全だなどと言われるが、帰国して2日目に川崎で怒った子供を狙った無差別殺人事件の報道を見ながら、エリトリアの方がよほど安全ではないかと思った。

独立記念日の取材にきていた朝日新聞の南アフリカ支局の方と話したとき、治安はどうですか?と聞いた。

すると奥さんが殺されかけたことがあるという。

「エリトリアのような安全はありません」と言う。

エリトリアでは夜であっても女性が一人で出歩ける。

通りでは夜遅くまで子供たちの笑い声が聞こえる。



エリトリアでは恐怖が人々を支配していると書いているニュースやブログがうじゃうじゃある。

ところが、人々は笑顔で近づいてくるし、恐怖におののいている雰囲気など微塵もない。

外国人に余計なことを言ったら秘密警察に密告されるのではないか・・・

という類の「緊張感」や「警戒感」は微塵もない。

いやそれどころか、警官さえ親切で、我々の野外ライブのために警護してくれていた警官などは、笑顔ではなしかけてくれて


「君たちのコンサートは素晴らしかった。特に君の語ったことはエリトリア人の心を掴んだ」


と感想をいいにきてくれたし、別の警官は「また戻ってきてほしい」と握手を求めてきた。


あれ?

超監視社会なんじゃないの?

警察といえば国家権力の側でしょ?

なにこれ????


皆、ファッションには高い意識を持っているようで、なかなかオシャレな人たちが街を闊歩している。 カフェもあるしレストランもある。

こちらでは、マキアートが主流だ。

ティラミスもあるしチーズケーキもある。

衛生的な面をのぞけば、表参道のカフェとなんらかわらない。

イタリアに統治されていた歴史がある関係で、ピザやパスタが多い。





しかもおいしい。

国民の半数はキリスト教徒だが、イスラムではないので禁酒でもない。 みな夜にはバーで楽しそうに飲んでいる。

オシャレなライブクラブのオーナーさんが我々を招待してくれた。 「へえ、こんな場所があるんだ」 そう思った。



我々のホテルからほど近いレストランも、それはそれは繁盛していた。 サラダバーもある。

観光客がで賑わっているわけではない。

この国は観光大国ではないから、白人の観光客は8日間で50人もみかけなかった。

ドイツから医療支援できている国境なき医師団とか、国連関係の人々を見かける程度で、ぞくに言われるツアー客はいない。

したがってレストランを賑わせているのは地元民。

あるいは、建国