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岩亀楼
岩亀楼の壮麗さは際立っていて、当時の人気絵師はじめ、多くの外国人が描いている。これらの絵でわかるように、その作りは驚くほど豪華だ。シャンデリアが下がる異国風の豪華な作りは、中居屋重兵衛と親密な関係だったことの証でもある。
岩亀楼の子供歌舞伎に興じる外国人 歌川芳員作 1861年
岩亀楼并異客之図 歌川国員、五雲亭貞秀画
背後の蝶の羽を背負った3人は、実際に舞台で演じている演者であることが、アンベール作のモノクロの絵とその説明によって分かる。アンベールのタイトルは「岩亀楼の舞台での蝶の舞」となっている。画風もより写実的で、実際にどうであったのかがわかりやすい。
二代目 歌川広重作 横浜岩亀楼 1860
caption:岩亀楼の舞台で蝶の舞い 1870
note:Le ballet des papillons au theatre du Gankiro
book title:幕末日本図絵;第2巻
author:アンベール,A.
春、吉原と同じように桜が植えられ華やぐ。右手あるのが岩亀楼だ。
高島町時代の岩亀楼
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